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傘を持ち歩く煩わしさと突然の雨に振られる鬱陶しさを毎朝天秤にかけ、傘を持っていくも電車の中に置き忘れずぶ濡れになり、一兎だけ追ったら二兎に噛まれた、どうも吉川です。

今年もやってきました、カンヌの季節!!日本のじめじめ梅雨ウェザーを抜け出してカリッカリの直射日光を親の仇のごとく浴びるのを楽しみにしてる人多いんじゃないでしょうか。特に今年はワールドカップとかぶってますから、現地はえらい盛り上がると思います。
今年でもう第65回目となかなか年季の入った広告祭になってきました。
時代に合わせて内容を更新してきたカンヌですが、今年は大きくいろんなものが変わったみたいです。それでは個人的に気になったものをいくつかピックアップしたいと思います!

【開催期間】
これまでたしか8日間に渡って開催されてたカンヌですが、今年から18日〜22日の5日間と短縮されたみたいです。
大きな理由としてはお金みたいですね。高すぎでしょ的な文句がで始めて、入場料などの値下げに向けて色々変えてるみたいです。
でも短くなるのは少しさみしいですね。セミナーの数も減るってことだし、パーティーも減りますからね。

【デジタルパスの発行】
今年からオンラインでセミナーや授賞式が見れるようになります、そう、このデジタルパスを買えば・・・
金額は99ユーロ。これはあかん。これは是非会社の上層部にバレたくない新システム第一位ですね。カンヌ行かなくていいじゃん的な意見でかねませんよ。あの青空と青い海が広がる、各国からいろんな人種が集まり、お酒を飲みながら業界の明るい将来を語り合う素敵なカンヌに行くことなく、クッション性のかけらも残ってない会社の椅子に座りながら、レッドブル片手にパソコンでセミナー見てレポート書かされるますから。(勝手な想像)
ていうのは置いといて、これはでもなかなかいいですよね。行く機会がない人が見れるようになるのはいいことです。

【TRACKS】
一番大きなCHANGEなのがこのTRACKSというシステムの導入です。
賞のカテゴリーだけでなく、セミナーなどもこのシステムによって区分けされるようです。

Cannes_Awards_2018

それぞれのTRACKがどういうことに要点を置いているかザックリ要約しちゃうと、

REACH
消費者いかに効率よく、効果的に引きつけているかを評価

COMMUNICATION
キャンペーンなどの大枠のビッグアイディアの評価

CRAFT
そのままになっちゃいますが、アイディアを形にする芸術性、匠力を評価

ENTERTAINMENT
消費者を引きつけ、カルチャーにもインパクトを与えるエンターテイメント性を評価

EXPERIENCE
いかに消費者を「体験」で魅了してるかの評価

GOOD
ブランドの枠を超え、クリエイティブ力を使い文化や世界を変えてるかを評価

HEALTH
クリエイティブとコミュニケーションの力で人の生活、命を変えてるかを評価

IMPACT
クリエイティブの有効性と影響力を評価

INNOVATION
ブランドと消費者間のコミュニケーションを新しくする商品開発やビジネス変化の評価

受賞カテゴリーだけじゃなくセミナーもこれらのTRACKSに基づいて区分けされているので、このTRACK興味あるっ!てのがあればそこを徹底的に掘り下げるのもありかもですね。ちなみにエグザイルのHIROがスピーカーの「LOVE, DREAMS, HAPPINESS:THE JAPANESE MODEL CHANGING GLOBAL BRANDS」はもちろんENTERTAINMENTです。

【その他】
これ以外にもちょろちょろと変わったことがあります。アワードからサブカテゴリーが120個なくなったとか、アワードに1個の作品を6カテゴリーまでしかエントリーできなくなったとか。

立食パーティーで5分は生き抜けるぐらいの情報量は提供できたと思います!