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今日はFacebookセミナー@カンヌについて。
今年は、特にこれと言って新しい内容の提示があったわけではなく、むしろごく当たり前な話だったなーというのが率直な感想。

でも、その当たり前な事をうまく使いこなせてる企業が少ない、というのが現状なんでしょうね。「Facebookって、ちゃんと活用すればすごい効果があるのよ!」というコンセプトだったように思います。


「The social networkって映画があったけど、Facebookってあの映画の内容を遥かに超えるものなの」

とステージにあがってきたのはVice-President / Global marketing solutions のCarolyn Eversonさん。
carolyn

この方。できる女オーラで、
キャリアウーマン風の黒いタイトなワンピースにハイヒール!
(Facebookはあの映画をあまり良く思ってない、って噂はやはり本当なのかしら。笑)

「8年前、私は偽名でソーシャルに登録してたわ。恥ずかしかったもの。
でも今はソーシャルでも、自分自身でいて、Identityを作る事ができるようになった。ソーシャルで好きなもの、話す内容、行く場所、全てが自分を表すようになった」

今現在6億人以上がFacebookページを持っていて、1500万人が日々「友達」になり、5000万以上がFacebookページをLIKEしている。
ドイツでは人口の25%がFacebookをやっている。
(この辺りの情報→こちらで日々更新されてます)

そこで彼女が語る、Facebookビジネス活用法3つのポイント、のまとめ。


1。SOCIAL BY DESIGN
How do you re-design your brand socially?
既存のブランドを、今度はソーシャルな場でどうデザインしてゆくか。

●Putting consumer in the center
ソーシャルの場では人が中心。Facebookも同じ。消費者を中心において考える。

●”Spark” a conversation
会話を弾ませる/生み出す。どうしたら彼らの会話を生むか?
一人あたり数百人「友達」がいるというFacebookのシステム。
あなどれないよ!

●Create a great story
ブランドにまつわる魅力的なストーリーを生む。
人々が語りたくなるような素敵なストーリーをどう創るか?


2。SOCIAL MARKETING
「人は友達の言う事を一番信頼する。」

●”Sponsored stories”の効果。
=ウォールの右側に表示され、「友達」が「いいね」したり、
書き込んだりした場合にのみ、そのfan pageやfacebook pageが「友達」の名前と共に表示される機能。
(この機能、通常の広告の2倍のクリック数があるそう)

●NIKE “write the future”の事例。
ご存知の。これはNIKEのページの「友達」のみへの「ご褒美」。

CMでオンエアする2日前に、NIKEのページの「友達」のみが観る事ができるコマーシャルをアップ。
Facebook史上、最高のファン増加数(Nikeのページ110万→310万人)、広告クリック数(25億)、CM閲覧数(一日で1200万)をたたき出した。

キャンペーン説明ビデオ:

「テレビ→ソーシャルになった瞬間」と彼女は言う。


3。AGENCIES AND BRANDS
最後に、Facebookはエージェンシーとブランドの見方だ、と。
ビジネスにおいてどう活用すれば良いか、教育にも力を入れている。

●”facebook-studio.com”
(これ、参考になるかも。)
facebookを使ったキャンペーンなどの事例を紹介するページ。
自分の作品をエントリーする事もできる。

facebookstudio


と、ざっとこんな内容でした。
今年に入ってから日本でもFacebookかなり活発になってきましたね。

余談ですが、最近フランスのプロデューサーがLinkedIn経由で仕事の問い合わせが3本来た、って言ってました。うまく活用しないと、と思ってしまう今日このごろ。

そして日本でも転職時など企業がFacebookなどを判断材料にする日は近いかも?