【SXSW 2013】クラウドファンディングのおさらい
1994年に「SXSWフィルムフェスティバル」のマルチメディア部門としてスタートし、2011年には「SXSWインテラクティブ」として発展したこちらのテーマですが、テクノロジーにおけるクリエイティビティーはコミュニティーによって支えられているという印象が強いです。
クラウドソースによるクリエイティブの開発は、今や爆発的な勢いがあります!
以前ブログでもご紹介したKickstarterやHitRECord.orgから、Indiegogoや iPledg、そしてジャンル別にWreckAMovieやPledgeMusicまで、ベンチャー精神豊かなクリエイターたちにとっては不可欠な、資金集め及びPRのツールとなりつつあります。
では、数字でCrowdfunding/Crowdsourcingの成長っぷりを見てみましょう!
+スタートアップに使用できるポータルの数: 536
+そのうち創設されてから1年間も経っていないポータルの数: 100
+2011年のキャンペーン数: 120万
+2011年の資金集め総額: 15億ドル
+2012年の資金集め総額: 28億ドル
+2012年7月の時点でKickstarterにて集まった資金の総額: 1億2400万ドル
(crowdsourcing.orgによるCrowdfunding Industry Report 2012 より)
まさしく目まぐるしいです!!!
また、今年ぜひ注目したい関連セミナー2つをピックアップ:
【Go Fund Yourself】
発表者:Slava Rubin (Indiegogo.:.CEO/共同創立者)
ここ5年以上で、数え切れない程のクラウドファンディングによるプロジェクトの成功例を見てきたRubin氏が、様々なコツを紹介します。例えば、優れたケース動画を載せたキャンペーンの資金集め金額は114%増加する、目標金額を達成したキャンペーンの93%は魅力的なおまけを提供している、などなど。
【PR for Crowdfunded Projects in Age of Kickstarter】
発表者:Connie Zheng (North of Nine Communications.:.共同経営者)
サンフランシスコを拠点としたブティックPR会社(WPPとYoung & Rubicam関連)がクラウドファンディングによるプロジェクトやキャンペーンを盛り上げるために、PRの最良の慣行、レッスン、戦略や方法を提案します。
言うまでもなく、Crowdfunding/Crowdsourcingはクリエイター/ベンチャー企業とファン/ユーザーとの距離をより縮める機能も持っていますので、「コミュニティー」のパワーとポテンシャルがどこまで発揮されていくか、気になりますね!