今回のAdfestで参加したセミナーの中でとても印象に残った博報堂Kettleの木村健太郎氏のセミナーのハイライトをここでご紹介!

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セミナー終わった後、某シンガポールのエージェンシーのクリエイティブから、「木村健太郎さんって何者?!彼の会社で働きたいんだけど、どうすればいいと思う?!」と真剣に相談されたほど。

それも納得できるくらい、とっても整理されたわかりやすいセミナーでした!

People’s Expertsとは博報堂が毎回セミナーを行う上で根底にしているテーマ、「人間」エキスパート論。

「人のエキスパート」になるとはどういう事なのか??


初めに、「王様とシェフ」のお話から。
レストランを作れという王様に答えようとするシェフ。

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その物語から、「人」エキスパートのルールが導かれる:

1. Hear: What they want (望みを聞く)
2. Discover: The hidden needs(それによって本当は何を求めているのかを発見する)
3. Realize: With an idea(アイディアによってそれを実現する)
4. Boost: Overcome difficulties and make it your advantage in the execution stage(期待を超える驚きを与える:実現の段階によって起こる予期せぬ出来事をプラスに変える)


このルールを軸に、4つの事例を紹介。

■Google “memories of the future”(未来へのキオク)

■Nadeshiko “Pork Boxing Match”(ポクサー)

“Only a crazy passion for the brand can create a crazy campaign”(ブランドへのクレイジーな情熱しか、クレイジーなキャンペーンは生み出せない)

■Match.com (匠matchプロジェクト)

■Samsung Gallaxy Smartphone “Space Balloon Project”

みなさん、それぞれどのような解説があったのか気になるとは思いますが、一つだけ一部紹介。

例えばSpace Balloon Project:

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1. Hear: 地球でどこでも、誰とでも繋がっていられる
2. Discover: 宇宙でも繋がる!
3. Realize: Space Balloon Project
4. Boost: 高度計が壊れるハプニング→このプロジェクトを応援していた一般の人々がSNSなどで一気にヒートアップ!

このように、事例毎に全て初めのルールを当てはめてまとめている所がとても分かりやすかった!
その他にも、印象的な言葉たちが:

“If you succeed, you’d be a hero. Even if you fail, you’d be respected as a challenger.”(成功すればヒーロー。失敗しても、チャレンジしたとリスペクトされる)

“Focus on hidden need offer then surprise”(頼まれた事よりも、その背後に何を求めているかにフォーカスし、さらにそれ以上の事を生み出して驚かそう)

“Make what the customers truly need, not what the customers want.”(生活者がほしいものではなく、本当に必要なものを作ろう)。これは彼がよくお仕事しているソニーの言葉だそうです。

“Overcome problems, engage in the unexpected”(思いがけない事柄や問題と向き合い、それをプラスに変えよう)


「人」のエキスパートになるとは、何となく仕事にかぎらず自分自身にも置き換える事ができるなぁと思ったり。

「成功すればヒーロー。失敗しても、チャレンジしたとリスペクトされる」こういうポジティブな行き方をしていきたいですよね。

周りの友達や、家族や世の中に対してPeople’s Expertになりたいなぁ〜。