全米監督協会:長編映画監督賞ノミネート作品!
昨日は、全米映画監督協会が長編映画監督賞のノミネート作品を発表しました!
日本に住んでいる私たちは、もしかしたらこれらの作品をまだ観ていないかもしれませんね。
The Director’s Guild of America (DGA)とは、1936年に結成された、アメリカkの映画産業およびテレビ業界で働く監督、また、助監督、ステージマネージャー、ユニットマネージャー、テクニカルコーディネーターやその他制作関係者の利益を代表する労働組合です。
賃金や労働条件を保護するほかに、DGAは監督たちの映画創作にかかわる権利も保護しています。たとえば、監督の役割の定義、監督名のクレジットの義務、「一本の映画に一人の監督」というキー概念、そしてディレクターズ・カットや編集の権利を保持するような活動をしています。一般的に、これらの保護は、映像制作過程におけるプロデューサーが監督よりも多くの権限や権利を握ることを防ぐためです。アメリカの大手撮影スタジオのほとんどは、映画製作にかかわっているスタッフが全員組合員になるよう、DGAと契約しています。
全米監督協会賞への投票はDGA会員で行われるため、監督同士に認められることは監督にとって最高の栄誉ですね!
それでは、ノミネート作品はこちらです:
「Midnight in Paris」(監督:Woody Allen)
「The Girl with the Dragon Tattoo」(監督:David Fincher)
「The Artist」(監督:Michel Hazanavicius)
「The Descendants」(監督:Alexander Payne)
「Hugo」(監督:Martin Scorsese)
Woody Allenの”Midnight in Paris”
David Fincherの”The Girl with the Dragon Tattoo”
Michel Hazanaviciusの”The Artist”
Alexander Payne for “The Descendants”
Martin Scorsese for “Hugo”
それぞれの監督とその作品をもっと詳しく知りたい方は、DGA公式ホームページをチェックして下さい!
http://www.dga.org/Awards/Annual.aspx
最後にDGAの豆知識を2つ:
‐現在14,500人の会員を持つDGAなのですが、George LucasやQuentin Tarantinoなどビッグ監督は入会していません。
‐DGA会員である日本人監督は、北村龍平、落合正幸、清水崇、中田秀夫、紀里谷和明です。