インドのNirvana Filmsはいつもすばらしいアイディア、ビジュアル、ストーリーのある作品を作ります。Nirvana Filmsの設立者であり、プロデューサーであり監督であるPrakash Varmaさんの作品はいつも新鮮で代理店のOgilvyも早くから目をつけました。以下は加入電話サービスのHutch(現在はVodafone)のCMで少年と犬のストーリーです。

彼は徐々に独自のスタイルを築き上げインドのトップに登りつめました。またThe Gunn Reportの”Most Awarded directors of the year 2011”にインド人で唯一選ばれ、世界的にも有名になったのです。

Nirvana Filmsが作るTVCはいつもどこかユニークです。
例えばロケーション。”Incredible India”(以前のブログで紹介しました)や、Cintholの “Alive is awesome”で使われているロケ地はとても素敵です。

例えば色使い。色粉を使って春の訪れを祝うホーリー祭と呼ばれるお祭りでインドのマディヤ・プラデーシュ州の観光CMです。

例えばキャラクター。以下のVodafoneのCMでは4年間続くヒットシリーズとなったZOO ZOOというキャラクターを制作。このCMでは毎年4月と5月に行われるインドのプレミアリーグ(クリケットトーナメント)を用いたCMです。

以下の日立のCMではとても共感できる人間の行動を描きます。

彼の作品で共通しているのは毎度サウンドトラックが素晴らしいということ、温厚で優しい彼の妻であり、Nirvan FilmsのエグゼクティブプロデューサーであるSneha lypeが常に支えてくれることです。

彼女は1997年にOgilvyでfilm executiveとしてキャリアをスタートさせた後、Trends Ad-Film Makersに監督として加わりました。その後、Prakash Varmaと出会い、2001年にNirvana Filmsを作りました。

彼女のリーダーシップの下、Nirvan Filmsはインドのベストプロダクション会社の一つとして認められていきました。さらに、インドのBrand Equity Foundationによる調査ではNirvana Filmsは2009年から2012年の3年間連続でべストプロダクションに選ばれています。

Nirvana Filmsは過去数年でもカンヌのシルバーやゴールド、London International Awards等を受賞。また、SnehaはPrakashを世界的に広める意味でも貢献し、Prakashはハリウッド映画監督のMichael Bayが作ったLAの制作会社The Instituteにも加入。 現在Nirvanaは何人かの監督を迎え入れインドに二つのオフィスを持ち、ここ数年でますます力を伸ばしています。

こんなに素敵な女性とバンガロールのNirvanaオフィスの近くでランチしながらお話できたのはとっても貴重な体験でした(会話に夢中でご飯はほとんど食べれませんでした!笑)

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