自粛に疲れたワンちゃん…？？The Perlorian Brothersの作品紹介！
こんにちは、
今年からG B部へ配属されました有田と申します。
これからどうぞよろしくお願い致します。
新型コロナウィルスの影響で、最近家から出ることはありますか？
今年は特に梅雨が長く、外出する機会もなかなかなく、仕事以外の時間は家で過ごされている方も多いのではないでしょうか？
世界がソーシャルディスタンスする中、やりたいことや、恋しいものが様々あるでしょう。
こちらの犬も同じく、退屈な日々を過ごしています。
どうぞご覧ください。
Title: Love that feeling?
Client: The AA
Agency: adam&eveDDB/London
Production: MJZ/London
Direction: The Perlorian Brothers
楽しい広告ですね。
こちらの作品は、The AA(イギリス自動車協会)が出したものとなります。
ストーリーはとてもシンプルです。
退屈している犬が音楽をかけ、扇風機の風量を最大にして、尻尾をフリフリ。
車から体を乗り出し、風を感じる「あの感じ」が恋しいことを表しています。
The AA(イギリス自動車協会) の黄色と黒のロゴを基調としたセットで、犬の人形を使ってメッセージを可愛らしく表現しています。
スローモーションを使うことによって遠いところへ思いを馳せていることを表現し、カメラの角度が少し変わることで、窓から頭を出している様子が分かります。
「Love that feeling?」 （あの感覚がたまらない？）
と視聴者に問いかけ、
「We’ll get you back on the road」（あなたをまたドライブに）
と問いかけに対する答えまでコピーで表現しています。
短くてシンプルで、素晴らしい作品ですね。
MJZプロダクション会社に所属している、監督の The Perlorian Brothers の特徴が分かりやすい作品です。
ちょっとしたユーモアを表現するのが得意な二人の監督。
2004年から活動している、マイケル・ゲルファント（Michael Gelfand）とイアン・レッツ（Ian Letts）は、コミカルなストーリーテリングを得意とし、この10年以上進化してきました。
2人は、「CMを通して人間の在り方を見つめることができる」と、深く信じているようです。
そんな彼らの特徴的なユーモアが分かる作品をもう１つご紹介したいと思います。
オンタリオ州厚生労働省の作品です。
Title: The Social Farters
Client: Ontario Ministry of Health
Agency: BBDO
Production: Soft Citizen
Director: The Perlorian Brothers
上の作品では、「たとえ少量だとしても喫煙は喫煙である」というメッセージを表現しています。
パーティーやイベントの時だけ、周りの喫煙者に合わせて喫煙する人を、「ソーシャルスモーカー」と呼びます。
しかし、監督のThe Perlorian Brothers は喫煙を”おなら”に喩え、
「Social smoking is as ridiculous as social farting」
（ソーシャルスモーキングは、ソーシャルおならと同じくらい馬鹿馬鹿しい）
と説明することで、どんなに少量の喫煙でも喫煙は喫煙であることに変わりがないことを表しています。
さすがです。
The Perlorian Brothers の他の作品もこのような面白さが溢れるものがたっぷりございますので、是非ご覧になってください。
ではみなさま、
梅雨明けまで後少し、頑張りましょう。
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