初めてブログ投稿します。ゆづきです。

Covid-19の影響でテレワークするようになった結果、自宅での酒量が著しく増えました。Zoom飲みは最高。ありがとうテクノロジー。大好き檸檬堂。

やっぱり誰かと飲むってめっちゃ楽しいよなー。

そんなことを思っていたら、ふと好きなCMを思い出したのでご紹介します。日本でも以前Twitterなどで、一部の人の間では話題になっていました。

(画像をクリックするとYoutubeに飛びます)
Client : Heineken
Title : Cheers to all
Creative Agency: Publicis Italy
Production Company : Iconoclast Paris
Director : Megaforce
DoP : Matias Boucard

誰もが経験したことのある一瞬に着目して「女性はカクテル、男性はビール」という固定観念をユーモラスに否定しています。バックで流れる”You don’t own me (私はあなたのものじゃない)”も相まって、見終わった後はなんだかとっても清々しい。この思い切った歌声・歌い方が気持ちいいし、全体の明るく楽しい雰囲気に一役買っています。

また、他にも指摘している人がいますが、コピーが”Men drink cocktails too (男性もカクテル飲むよね)”というのも気が利いてる。もし、”Women drink beer too (女性もビール飲むよね) “というコピーだったら……
「は?余計なお世話だ、飲むに決まってんだろ」って感じです。
映像の主語は女性にしつつ、コピーの主語は男性にしたあたり、とても考えられています。

そして見落としがちだけど、このCM、店員役は男女が交互に出て来ます。ジェンダーにおける固定観念って男性だけのものじゃなくて、女性の中にも当然あります。”女子力”とか”イクメン”といったワードは未だに巷にはびこっているし、私自身の中にも無意識の固定観念は存在します。みんな少なからず固定観念や偏見を持っているからこそ、ジェンダーを扱う広告表現は、中途半端な知識で制作すると露骨にバレちゃいますが、このHeinekenのCMはそういったことと丁寧に向き合った上で制作されたものなんだろうなと感じました。

私の好みに私のジェンダーは関係ない

楽しくハッピーに嗜好の自由を訴えるHeinekenのCMでした。
ああぁぁぁ、早く外で飲みたいぜー